伊豆高原の観光ならユネスコ世界ジオパーク「大室山」がオススメ
伊豆高原を旅行するのであれば、絶対に行っておきたい場所が大室山です。一般的には有名ではないかもしれませんが、世界遺産に匹敵する名所です。この記事では絵に描いたような綺麗なフォルムで、大きな丘という雰囲気の美しき山、大室山とその行き方を紹介いたします。
大室山とは
伊豆高原にある標高580mの山です。お椀をふせたような柔らかな曲線の美しいシルエットが特徴で、山頂に直径300mのすり鉢状の噴火口を持つ休火山です。2010年8月5日には国の天然記念物に指定されています。これまで見たことがないようなお椀型の嘘のような美しい山だと思います。見た目の美しさだけではなく、大室山は伊豆半島ジオパークでもあります。ジオパークという言葉はあまり耳慣れないと思いますが、ユネスコでの登録が行われている世界遺産のようなものです。
伊豆半島ジオパークとは
ジオパークとは、「ジオ=地球・大地」と「パーク=公園」を組み合わせた言葉です。 ジオ(大地)のパーク(公園)ということで、自然を楽しめる場所です。伊豆半島はユネスコ世界ジオパークに認定されていて、高品質なジオパークとして認められています。
ユネスコ世界ジオパークには、伊豆半島を含めて日本では9箇所が認定されています。日本での世界遺産の登録は2018年時点で22件ですから、それよりも少ない貴重な場所と言えます。北海道から九州まで、以下の9箇所があります。
- 洞爺湖有珠山(北海道)
- アポイ岳(北海道)
- 糸魚川(新潟県)
- 伊豆半島(静岡県)
- 山陰海岸(鳥取、兵庫、京都)
- 隠岐(島根県)
- 室戸(高知県)
- 島原半島(長崎県)
- 阿蘇(熊本県)
特に伊豆半島は東京から行きやすく、東京に住んでいて自然を思いっきり楽しみたい方にオススメの場所です。
大室山へはバスで行く
伊豆高原駅からはバスで行くことができます。13停留所先のシャボテン公園で降りると目の前に大室山がそびえ立っています。
バスの乗り場は伊豆高原駅の桜並木口のロータリーにある1番乗り場です。バスは1時間に1本くらいの間隔で出ています。大室山の場所はシャボテン公園のすぐ目の前です。シャボテン公園行きのバスに乗って、バス停「シャボテン公園」で降りると目の前に大室山があります。 所要時間は約20分です。
伊豆高原・城ヶ崎バスフリーきっぷ
バスに乗る前に、ちょっと待ってください。伊豆高原ではバスに乗る際のお得な切符があります。伊豆高原駅の構内で伊豆高原・城ヶ崎バスフリーきっぷを買いましょう。伊豆高原のバスが乗り放題で800円です。伊豆高原からシャボテン公園までが片道360円ですので、もう1箇所寄るところがあるのであれば元が取れます。大室山のリフトも50円割引されるなど、各種施設での割引もあります。
大室山の山頂へはリフトで登頂
麓にバスで到着すると山頂へはリフトで行くことができます。大人往復500円です。くっきりとした大室山の輪郭を望みながら上がっていきます。
こちらは帰りのリフトです。眼下に広がる伊豆高原の景色がとても綺麗です。
大室山の山頂は一周散歩できる
山の縁をぐるりと一周散歩できるようになっています。時間も20分くらいで歩けますので、ぜひ歩いてみてください。中心部ではアーチェリーのアクティビティがあります。
パラグライダーをされている方もいました。とても気持ち良さそうです。
お団子やさんもあります。醤油味をいただきましたが、だんごが柔らかくとても美味しいです。
おみやげのオススメは持ち帰り大室山
お土産に購入するのであれば、この持ち帰り大室山がオススメです。まずかわいいですが、なんとこちら大室山の土で作られています。
大満足の大室山
あまり期待せずに行った大室山ではありましたが、たいへん満足度が高い観光となりました。リフトは気持ちが良いですし、山頂の散歩も20分で一周できてちょうどよいです。バスもリフト乗り場の目の前に止まりますし、車での旅行ではない方も行きやすい観光地です。ぜひ伊豆高原に訪れた際には行ってみてください。